私たちは
「南高梅発祥農園」です
現在、農園の約8割を
有機栽培しています
たかだ果園が目指す
有機梅の未来
たかだ果園 代表 高田 智史
有機JASの認定は厳しい審査をパスしないといけないと聞きます。
高田:そうなんです。日本では3年以上化学的に合成された肥料や農薬を使用していない畑で栽培された農作物だけが「有機JAS規格」を表示することができます。栽培での生産工程管理記録から始まり、収穫・漬け込み・加工・出荷等の工程や、使用する資材・施設の登録など全てを記録管理し、毎年の監査を受けて初めて有機と認証され継続できます。
農園の土は踏むとふかふかしていますが、やはり土作りが一番大変ですか?
高田:はい。良質な梅、有機栽培には土が一番大事と考えています。だから循環型農法として和歌山県内から出る有効な資材を再利用して堆肥(特殊肥料)を製造し、梅を
育てています。また、土づくりは一度で簡単にはできません。毎年毎年、有機資材を圃場に入れて微生物の力を借り(共生し)、発酵と分解が繰り返し行われる時間と忍耐の上に土づくりは成り立っています。微生物によって分解され自然界で作られた栄養分はミネラルも多くバランスが良いので、梅樹にとっても吸収しやすく持続性のあるエネルギー源になります。また草生栽培としてマメ科の植物の種を蒔き育成させると、空気中の窒素を吸収し根に貯めて土に戻してくれます。
有機栽培を始めて10年以上になると聞きましたが、同業者さんの反応はどうですか?
高田:梅・梅干は日本古来の伝統食で保存もきく健康食品のイメージが強いと思います。ですので更に安心で環境や身体にも優しい梅を作りたくて日々研究を重ねています。最近では添加物の少ないもの、オーガニックのもの、手造りのものを求めるお客様も増えています。手間も時間もかかる作業で、技術もまだまだで大変ですが、南高梅の発祥農園として、また地場産業の梅生産者として新たな取り組みに挑戦していきます。こうやってできた果実は見た目だけでなく中身(栄養価やバランス)も安心できるもので、絶対美味しいんだと自信を持って梅づくりを続けてきましたが、時代の流れとともに同じ考えをもつ農家さんが動き出し「有機栽培を教えて欲しい」と言ってくれるようになりました。そういう仲間をもっともっと増やして「いい梅」を作りお客様に届けていきたいですね。
高田さんは有機栽培を独学でされたのですか?
高田:もともと減農薬(特別栽培)による栽培を長年やっていました。色々な方にお会いする中で、バラづくりを有機農法で実践している方に出会いました。この方が私
の師匠になります。論理的にも納得できるもので、総合的にご自分で実践されていることに感動したのが大きなきっかけになりましたね。基本はシンプルで、とにかく土に有機物質を入れる→微生物が増える→土が良くなり栄養源が増える。それによって畑が自然界に近づき、小動物も多くなって健全な土・畑の環境に育っていくんです。「だからこそ人間も手間を惜しまず梅樹と一緒になって頑張るんや」が教えです。
有機栽培の梅は小さくて傷があって当たり前、という方もいますが、たかだ果園の梅は大きくて美しいですね。
高田:ありがとうございます。何もせず放りっぱなしにしていたら、そりゃあ虫に食われたり果肉の少ない硬い梅になります。うちの農園スタッフはものすごく手をかけて栽培しています。手づくりの肥料づくりは大変ですが手間ひまかけた分だけ効果が出ています。南高梅はやっぱり大粒・うす皮・たっぷりの果肉が特徴ですからね。有機栽培だから見た目の悪い梅も当然とは考えず、その中でもキズ果は選別し、良い梅を梅干商品にしています。南高梅のブランドをより高めたいという思いです。
現在、農園の8割が有機栽培の畑ですね。今後も増やすのですか?
高田:有機栽培をするにはいろんな条件が必要となります。現在、有機以外の畑はどうしても条件的に満たされない場所も多いので、減農薬栽培(特別栽培)をしています。これからも有機栽培の園地を増やしていきますが、同時に有機栽培グループの農家さんとも連携を取り、一緒に取り組んでいきたいですね。
連携生産者・企業について連携生産者・
企業について連携生産者・企業について
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できるだけ農薬を減らして
梅を栽培したい
減農薬栽培(特別栽培)の
始まり
紀州みなべは最高級品種「南高梅」の生産量日本一を誇る梅の里です。
私たち紀州たかだ果園は、有機栽培の他にも極力農薬の使用を減らした減農薬栽培を行っています。
畑の条件的に有機栽培に適合しない園地や、クループ農家さんの梅などです。
海からの風と温暖な気候…大自然の恵みと人の手によって育まれた南高梅を
微妙な塩分調整と味付けをしながら
美味しくて身体にいいものを丁寧に心を込めて手作りしています。
酸っぱさを控えた
美味しい梅干をお届けします
塩漬けして天日干しした「白干し梅」としそ漬けした「しそ梅」は梅本来の味わいが楽しめる梅干ですが、
酸っぱいのが苦手という方にとっては敬遠されがち。
そんな方達にも梅干を食べていただきたくて、たかだ果園は味付け梅干を研究しました。
はちみつは地元の中村養蜂園さんの国産アカシアはちみつと
和歌山県産の百花蜜を使い、梅本来の風味を活かした製造を心がけています。
様々なブランド梅干に
たかだ果園の梅を使っていただいております
坂本 冬美さん冬美商店
坂本冬美さんが和歌山県出身であることは皆さんもご存じの通りですね。「冬美の梅干し」は、たかだ果園で丹精を込めて手造りしています。梅をよく知っている冬美さんに気に入っていただけたことは、とても嬉しいことです。
藤波辰爾さん藤波家の食卓
藤波さんには、有機JAS「しそ梅」を気に入っていただき、たかだ果園内に「藤波家農園」という提携農園を作っています。藤波さんは定期的に来園され、生育具合の確認や農園のお手伝いもされています。