2020/06/24塩で漬けない梅
今年の梅もそろそろ終盤になってきました。
残り少なくなってきた畑の梅は、長い棒きれなどで木の枝をたたき、すべての実を落として、きれいに片づけて回ります。
紀州高田果園も、梅酒の仕込みが終わり、ある程度塩漬けが済んだら、ちょっと特別な梅を仕込みます。
それは、塩で漬けない梅干です。
南高梅は、クエン酸やポリフェノールが豊富なのですが、塩漬けして梅干にしたものを摂取すると塩分も一緒に摂取することになります。
塩分を控えていらっしゃる方には、これは気になるところですね。
夏場は、汗をかくので塩分補給も大事なのですが、現代人は、塩分の取りすぎに注意を促されています。
そこで、梅の栄養価はそのままに、なおかつ塩で漬け込まず、酢で漬ける梅をつくりました。
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梅自体のクエン酸に、お酢も入るとかなり酸っぱいのでは?とご心配の方には、オリゴ糖で甘みを足して食べやすくしたものがあります。
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いわゆる梅干とはまた違った感覚の味です。
完熟の梅干用の梅を漬けます。
漬けあがった梅は、梅干と同じように天日干しにして仕上げます。
フルーティな梅の味が、お酢の酸味とマッチしていて、そのまま食べてももちろんいいのですが、バルサミコ酢の感覚で使うとおいしく食べていただけますね。
バニラアイスにのせて食べたり、ドレッシングの酸味につかってカルパッチョ風にすると魚介類がおいしくいただけます。
いずれにしても、梅干とはちょっと違う新感覚の梅です。