




南高梅発祥農園として、私たちが大切にしているのはやはり「農園」です。自然の恩恵を受けながら梅を育てる毎日ですが、そこに人の手と時間がたっぷりかけられています。良質な土を作ることからはじめる梅づくり。経験と忍耐と向上心が無くてはできない仕事です。高田果園の農園部は、経験豊富な梅職人とその弟子達で構成され、毎日梅の様子を見ながら丁寧に梅づくりに勤しんでいます。どこよりも上質な梅に育てるため最新の情報を取り入れながらも、この土地ならではの昔からの知恵と経験を生かし、お客様に喜んでもらえる梅を育てています。

高田果園では、一般企業で働くことが困難な障害や難病のある人を雇用して、作業や訓練の場を提供し知識と能力を身につけられるように支援する福祉事業を運営しています。このA型事業所は法律で定められた最低賃金を保障し、自力で生活できるようにする支援を行っています。私たちは一緒に仕事をしていく上で、職員も含めてチームメンバーであることから事業所の利用者さん達を「メンバーさん」と呼んでいます。コミュニケーションを最も大切にし、職員もメンバーさんもそれぞれの長所や短所を認め合い、助け合いながら働きがいのある職場づくりに励んでいます。梅の栽培のほかに様々な農作物をつくり市場や取引先に出荷しています。働く喜びとやりがいを感じながら一緒に頑張っています。
理事長 高田智史
